超訳【無門関】
第22話 迦葉尊者の店じまい 原題「迦葉刹竿(かしょうのせっかん)」
実際に生身の人間だった頃のブッダに付き従っていた「十大弟子」の二人の、ある日の会話。
アーナンダ(阿難尊者)「ねぇ、カッサパ(迦葉尊者)さん。
ブッダは貴方に金色の袈裟のほかに、何か伝えたんじゃなかったでしたっけ?」
カッサパ「おい、アーナンダ・・・・・・」
アーナンダ「はいはい、何でしょうか?」
カッサパ「うちの門の前に立ててある「仏教おしえます!」と書いてあるノボリ旗(刹竿)だけどさ、もう全部引っ込めちゃってくれるかな・・・・・・
このショートコントを聞いて、なにか気のきいたコメントをつけることができるようなら、大昔にブッダが霊鷲山(りょうじゅせん、第6話の舞台)で開催したというあの講演会は、今この瞬間も続いているのだということがわかるだろう。
もし、「そんなのムリ」ということであれば、それはシャカを含めた7人のブッダが果てしない時間をかけて努力してきたことも、なんの役にも立たなかったということだ。
とはいえ、この二人はよくもまぁ、兄弟揃って自分の家の恥を晒したもんだ!

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