超訳【無門関】
第15話 洞山さんと三つの質問 原題「洞山三頓(どうざんさんとん」
洞山(どうざん)さんが初めて雲門(うんもん)和尚のところにやってきた時のことです。
和尚は洞山さんにいきなり尋ねました。
雲門「おい、いったい何処から来たんだい?」
洞山「え? いや、査渡(さと)というところからですけど。」
雲門「じゃ、この夏頃は、どの辺りにいたの?」
洞山「えーと、湖南の報慈(ほうず)寺にいたと思います。」
雲門「そこを離れたのはいつだい?」
洞山「八月十五日であります。」
雲門「・・・・・・。本当なら棒タタキ六十発の刑なんだけど、今回は許してやるよ。」
洞山さんは、何が和尚さんの気に障ったのか、わけがわからず、まんじりともせずに一晩過ごしましたが、夜が明けるのを待って、もう一度和尚のところに行きました。
洞山「失礼します。
昨日、いきなり「六十発殴る」とか言われてしまった者ですが、私の何がいけなかったのか教えていただけませんでしょうか?」
雲門「このムダ飯喰らいめ!
湖西だか湖南だかしらねぇが、お前はいったい何処をうろついておったんじゃ!」
洞山さんはドカンと悟ってしまいましたとさ。
さて皆さん、果たして洞山のオッサンは殴られた方がよかったか、そうでなかったか、どっちだと思う?
答えがわかったなら、さっそく、雲門和尚のところに殴りこみをかけようぜ!

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