超訳【無門関】
第6話 おシャカさまのパントマイム 原題「世尊拈花(せそんげをねんず」
二千五百年ぐらい昔、世尊(お釈迦様)は霊鷲山(りょうじゅせん)に一万人の聴衆を集めて講演会を実施しました。
登場した世尊は、居並ぶ聴衆たちが見守る中、黙ったまま花を一本つまみあげて見せました。
皆、「なんじゃそりゃ?」と思ってリアクションに困りましたが、ただ一人、弟子の一人である迦葉(かしょう)さんだけに、ウケました(ニッコリ笑ったというレベル)。
世尊は口を開くなり、こう言いました。
「いや、実はね。私はトンデモなく素晴らしい、そりゃあもう最高なネタを持っているんだけど、これはちょっと、口で説明できるようなものじゃないんだよ。
どうやら迦葉くんはわかってくれたようなので、このネタは、彼に譲ることにするよ。」
おいおい、おシャカさん、カンベンしてくれよ!
なんなんだよその小芝居は・・・・・・
もし、一同大爆笑だったらどうするつもりだったんだい?
もっと言えば、迦葉にすらウケなかったら、どうフォローするつもりだったんだよ!
私の感想を言おうか。
花なんかつまんじゃって、いったいどういうつもりなんだ?
よく見るとシッポ丸出しじゃないか。
迦葉も迦葉だ。
なんだよその笑顔・・・・・・ まったくどうしようもないな。

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