超訳【金剛経】
第32話 偉大なる結論 (応化非真分)
2008.12.20
ブッダ:「そしてスブーティ、「まだ言うか!」と思うだろうが言わせてくれ。
立派な人になることを目指す人たちが、永遠にも近い長時間をかけて努力して、数限りない宇宙の全てをありとあらゆる財宝で満たし、究極の真実に目覚めた尊敬されるべき人に捧げることは、もちろん素晴らしくよいことだ。
そして、今私が話したことのほんの一部分でもよいから覚えて、研究し、理解し、他の人に詳しく説いて聞かせることは、さらにずっとずっとよいことだ。
それでは、いったいどのように説いて聞かせればよいのだろうか?
それはな、ズバリ「説いて聞かせなければよい」のだよ。
・・・いやいや、そんなにビックリするなよ。
さっきから繰り返し言っているではないか。
「真実はあらゆる言語表現を超えたものだ」、と。
つまり、「真実はありとあらゆる言語表現を超えたものだ。したがって、説くことも聞くことも、できるわけがない。」と説いて聞かせればよいということだよ。
ああ、この世のありとあらゆるものごとやできごとは、
- 夜空の流れ星
- 眼を急に動かした時に生じるちらつき
- ロウソクの火のゆらめき
- 幻覚
- 朝露
- 水の泡
- 朝起きたときに覚えている夢
- 走るイナビカリ
- ただよう雲
・・・のようなものだと知りなさい。」
ブッダがこのように言い終わると、スブーティを含む弟子たち全員、それからいつの間にか集まってきていた大勢の信者たち、神々や阿修羅など、この世の全てのものたちは、一斉に喜びの声をあげ、おおいにそれをほめ称えたのでした。
なも ばぎゃばてい
はらじゃな はらみたえ
おん なたちた
いりし いりし
みりし みりし
びなや びなや
なも ばぎゃばてい
ぷらてい あんぷらち
いりち いりち
みりち みりち
すりち すりち
うすり うすり
びゆえい びゆえい
すばは
ああ、バカボンよ、すべての苦しみを超えるための大いなる智慧は、まさに説き明かされた。
ああ、バカボンよ、なんと力強い、なんと美しい、なんと素晴らしい、なんと尊いことだろうか!
超訳・金剛経 完

前のページへ
目次へ戻る
次のページへ
【維摩経】
【龍樹】
【風姿花伝】
BUNCHIN.COM